フィリピン人が日本留学を考える時、参考になるサイトがこちらです。
gateway to study in japanhttps://www.g-studyinjapan.jasso.go.jp/
大学の入学資格は、
「日本の大学(学部)には、日本以外の国で原則として12年の学校教育を終了し年齢が18歳以上という入学資格があります。」
フィリピンの教育改革(k+12)が2011から始まり最初の卒業生が2018年3月に出るまで資格制限されていましたが、今は18歳以上なら日本留学を考える事が出来るようになりました。
「日本留学試験とは、留学したい人のための日本語力と基礎学力(理科・総合科目・数学)を測る試験で、日本の大学(学部)等への入学選考試験として600 以上の大学等に利用されています。受験するために、日本に行く必要はなく、海外14の国・地域の17都市で受けられます。」
日本留学試験過去問題と正解は下記ページにあります。
http://www.g-studyinjapan.jasso.go.jp/ja/modules/pico/index.php?content_id=11
フィリピンでは、
デ・ラ・サール大学セントベニール校(アドミッションセンター)で扱っているようです。
たまたま、この学校の「特別・推薦入学者選抜要項」を検索できたので引用します。
https://www.shibaura-it.ac.jp/examinee/book/sqipbe000000e72n-att/2020TOKUBETSUyoko_web0919.pdf
特別・推薦入学者選抜方法は、(詳細はURL参照)
AO 入学者選抜
プロジェクト入学者選抜
公募制推薦入学者選抜(女子)
外国人特別入学者選抜
帰国生徒特別入学者選抜
国際バカロレア特別入学者選抜
学士入学者選抜
編入学者選抜
とあります。
この中の、
1、外国人特別入学者選抜
出願書類;写真・自己推薦状・パスポートコピー・日本留学試験の通知書或いは受験票コピー・英語資格、検定試験のレポート・高校卒業証明書・高校成績証明書
試験;面接試験
この選抜試験は、日本留学試験の結果が課せられますが、本来(日本人)の入試より簡単と言われている様です。
2、帰国生徒特別入学者選抜
出願書類;入学志願書・写真・入学検定料の納入。受け取り票・英語資格、検定試験のレポート・高校卒業証明書・高校成績証明書
試験;数学。理科、小論文、面接
場所;キャンパス
この選抜試験は、外国人特別入学者の日本留学試験より難易度が高い様です。
3、国際バカロレア特別入学者選抜
出願書類;入学志願書・写真・入学検定料の納入。受け取り票・自己推薦書・評価書・国際バカロレア資格書・IB最終試験の評価書
この選抜試験は、国際バカロレア資格書・IB最終試験の評価書があれば受験することなく入学できます。
ちなみに、フィリピンの国際バカロレア指定校は、
セブ・インターナショナル・スクール
Cebu International School (CIS)
https://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=load&eno=317
年間の保護者負担金;(G12) 【入学金】 250,000ペソ【授業料等】 $2,700 + 748,500ペソ。これだけの金額なら、日本の大学では無く英米の有名校に行きますよねー。
奨学金について、
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/study_j/scholarships/__icsFiles/afieldfile/2019/04/17/scholarships_2019_j_1.pdf
1.日本政府(文部科学省)の奨学金(国費、大使館推薦)
日本政府(文部科学省)は、1954 年から国費により外国人留学生を受け入れています。外務省(在外日本公館)または日本の大学を通じて募集します。
所謂、国費留学で大使館の推薦(試験)が必要です。
下記のURLによれば、
https://jp.active-connector.com/featured-articles/hr-trend/726
「なお、2019年の文部科学省の奨学金の受給者数の数は、大学院で勉強をする人たちにもっとも多く支給されています。大学院に在籍する外国人留学生、4000名強に支給されています。次が学部に所属する外国人留学生で、数にして460名(参考URL)。 日本政府の施策としても、より学術レベルの高い人たちに日本の大学に研究にきてほしい、という意図が取れます。」
大学院4000名(月額143,000〜145,000円)、学部460名(月額117,000円)に支給されてます。
2.日本学生支援機構(JASSO)の奨学金(国費、大学推薦)
日本学生支援機構(JASSO)では、「文部科学省外国人留学生学習奨励費」、「海外留学支援制度(協定受入)奨学金」の2種類の奨学金を支給しています。 すべて日本の在籍校を通じて募集します。
同様のURL、
「文部科学省ほど選考が難しくなく、毎年8000人近く(参考URL)の外国人留学生が受賞している奨学金があります。それがJASSOの奨学金というものです。JASSOというのは、日本学生支援機構というものです。
・文部科学省外国人留学生学習奨励費
成績や財政状況に制限があります。日本留学試験で優秀な成績な修め方は事前に来日前に申請も可能です。月額48,000円が支給されます(参考URL3)。
・海外留学支援制度
8日以上1年未満のプログラムに参加する留学生が対象の奨学金です。月額80,000円が支給されます(参考URL4)。」
大学推薦で受給可否を決定する。
3.地方自治体・関連国際交流団体の奨学金(自治体、民間)
日本の地方自治体・関連国際交流団体が、自治体内に住んでいる人、または自
治体内の学校に在学している学生を対象に支給しているものです。
奨学金は、所在地の北から南の順で掲載しています。
個々に申請する。
4.民間奨学団体の奨学金(民間)
民間企業または民間奨学団体が支給しているものです。
企業や団体の目的や性格を反映し、所在地域の学校を対象としたり、企業に関
わる専攻分野に限定したり、交流目的の対象国・地域の学生を対象に募集するこ
ともあります。
個々に申請する。
以上、簡単に調べました。
但し、国費支給の奨学金には、応募者の国籍条件があります。
https://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=load&eno=317
国籍;
「日本政府と国交のある国の国籍を有すること。無国籍者についても対象とする。申請時に日本国籍を有する者は、原則として募集の対象とならない。ただし、申請時に日本以外に生活拠点を持つ日本国籍を有する二重国籍者に限り、渡日時までに外国の国籍を選択し、日本国籍を離脱する予定者は対象とする。選考は応募者が国籍を有する国の在外公館で行う。」
日比の二重国籍者はフィリピン国籍を選択し日本国籍を離脱しなければならない様です。これは厳しい条件です。どんなに優秀であっても二重国籍者は日本国籍を離脱しないと奨学金を得られません。
日本以外に生活拠点を持つ日本国籍を有する二重国籍の子供は医療の無料化・子供手当の恩恵も得られず、また、ここでも棄民になってしまっている。
少くなとも、フィリピンに生活拠点がありここの高校・大学を卒業した者はこの国籍条件を外して欲しい。
日本国籍の離脱は、届を出せばいつでも受理されますが、二重国籍が認められているフィリピンでフィリピン国籍を選択する事が出来るのか矛盾が発生します。実際の運用はどうなっているのか知りたいところです。
外国人の日本留学について、
平成30年度外国人留学生在籍状況調査結果
https://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_e/2018/index.html
1.留学生数の推移(各年5月1日現在)

2.大学院・大学(学部)・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)・準備教育課程・日本語教育機関における留学生数の推移(各年5月1日現在)

4.出身国(地域)別留学生数
国(地域)名 | 留学生数 | 構成比 |
---|
中国 | 114,950人 | (107,260) | 38.4% | (40.2) |
ベトナム | 72,354人 | (61,671) | 24.2% | (23.1) |
ネパール | 24,331人 | (21,500) | 8.1% | (8.1) |
韓国 | 17,012人 | (15,740) | 5.7% | (5.9) |
台湾 | 9,524人 | (8,947) | 3.2% | (3.4) |
スリランカ | 8,329人 | (6,607) | 2.8% | (2.5) |
インドネシア | 6,277人 | (5,495) | 2.1% | (2.1) |
ミャンマー | 5,928人 | (4,816) | 2.0% | (1.8) |
タイ | 3,962人 | (3,985) | 1.3% | (1.5) |
バングラデシュ | 3,640人 | (2,748) | 1.2% | (1.0) |
モンゴル | 3,124人 | (2,517) | 1.0% | (0.9) |
マレーシア | 3,094人 | (2,945) | 1.0% | (1.1) |
アメリカ合衆国 | 2,932人 | (2,786) | 1.0% | (1.0) |
フィリピン | 2,389人 | (1,806) | 0.8% | (0.7) |
ウズベキスタン | 2,132人 | (1,047) | 0.7% | (0.4) |
インド | 1,607人 | (1,236) | 0.5% | (0.5) |
フランス | 1,493人 | (1,346) | 0.5% | (0.5) |
※高等教育機関在籍者数とは、日本語学校在籍者数と同じ事のようです。
(日本語学校とは、日本の高等教育機関への進学を目指す外国人学生等が「留学」ビザを取得して、日本語及びその他の科目を修得するところです)
つまり、多くは私費で日本語学校に入ってコンビニ等で働いている人達ですよね。図表を見ると目的の大学で学ぶことが出来ない生徒が年々溜まっています。日本で働くことを見過ごしている政策は真剣に留学に取り組んでいる生徒にとっても不幸ですが・・・。
それはそれとして、外国人の日本への留学はどの様なものがあるか次で調べたいと思います。
「フィリピン 留学」で検索すると英語留学が数多くでてきますー。
場所は、
セブが一番多く、次いでマニラ、その他 バギオ、アンヘレス
等々があります。だいたい2週間で20万位が相場の様です。
(学生寮、3食付き、エアーチケット、ビザ取得諸々込み)
格安で人気になっているようですねー。
それとは別に、大学の学部に入学したいと言う記事もありました。
この様な場合は留学エージェントと通じ付属の英語学校に半年前から
入学し準備するのが良い様です。(フィリピンで動いてくれる
親戚があれば個人でもできる?)
準備するもは、
●成績表(英文)
●卒業証書(英文)
●戸籍謄本(英文)
この3つは、
外務省の認証+在日フィリピン大使館のレッドリボン付き
●推薦状(出来れば)
●入学試験
英検2級あればエージェントが上手くやってくれるようです。(苦笑)
サント・トマス大などエージェントを通さなくても国籍に関係なく
フィリピンの受験生と同じ条件・手続きで受験できます。
其の後、留学ビザ取得など面倒が発生しますが・・・・。
大学で何を学ぶかですが、こんなレポートがあります。
フィリピン国 高等教育セクター情報収集・確認調査報告書
http://open_jicareport.jica.go.jp/247/247/247_118_12233011.html
本文の1~2ぺージ目に、
2. 高等教育セクターの概要
高等教育の卒業生は今後の産業高度化において必要になる
大学進学者数は増加しているが、それでもフィリピンの大学進学率は他のASEAN諸国と比べてまだ低い。現状では、産業界からは彼らの現在の事業展開状況において、大学卒業生の数は充足していると認識されている。このことは、フィリピンの産業がまだ発展途上であり、大卒者の数に対して雇用ニーズがまだ十分に高くないことを示唆している。
一方、フィリピンの国家開発計画においては、産業構造の高度化を目指しており、その中で大卒者は先導的な役割を担うことが期待されている。たとえ産業界の現状が、大卒者をより多く雇う状況でなかったとしても、近い将来において、高度な技術を持つエンジニアやマネジャーが必要になるであろう。
教育の質の改善にあたって、教員の能力開発が極めて重要になる
フィリピンでは、高等教育機関と大学進学者の数が急速に増加しており、量的な拡大に質が追い付いていないのではないかという懸念がある。高等教育機関では、学生数の増加に合わせて教員も増やしているが、資格要件を満たした人材を採用することは難しい。特に公立大学では給与水準も低く、その傾向が顕著である。現状では、大学教員の4割以上が大学院レベルの修了資格を持っていない。研究経験の浅い教員が行っているのは、教科書に書いてあることを教えるような役割が中心であり、研究活動から得られた知見に基づいた教育ができていない。このため、教育の質の改善にあたっては、特に大学院レベルの学位を持たない教員の経験を深めていくことが重要である。
研究プロジェクトに積極的に取り組んでいる公立大学は一部のみである
研究開発に対する公的支出額は増加しているが、そのGDP比はまだ他のASEAN諸国に比べて低い。高等教育機関の研究開発資金は政府機関に依存しており、CHEDの他に科学技術省(DOST)、農業省(DA)などが主な資金提供機関になっている。これらの公的資金は基本的に競争的資金または提案書とその審査に基づいて採否が決まるものである。優れた提案書を書く能力のある公立大学だけが、そのような資金を得ているのが現状である。この結果、研究開発資金は特定の大学に集中する傾向がある。
研究能力の高い大学は、他の大学の研究プロジェクトを支援することが期待されている
公立大学の中では、フィリピン大学(UP)が質の高い研究活動、優れた教員などによって世界的に高く評価されている。しかし、他の公立大学は大きく遅れを取っている。公立大学の教育の質を評価する指標として、国家資格試験の合格率が採用されているが、多くの公立大学ではその指標で高い数値を出すことに注力してしまっており、教員の研究よりも授業を重視している。そのため、大学教員が研究活動のための提案書の書き方を良く知らないといった状況が見られる。UPのような第一線の大学が、他の大学を共同研究などによって支援することが期待されている。
k+12がはじまり益々、教員や研究分野の質が求められているのが現状の様です。誰もが文献を英語で学べ、論文も英語で作成できるとしても、世界な研究レベルに達するには相当な時間を要するのでは・・。よく分野を切り分けて留学を考えた方が良さそうです。
フィリピン国立大学の入試のことを略して
「UPCAT」と言います。
(University of the Philippines College Admission Test)
https://upcat.up.edu.ph/
フィリピン国立大学は、
フィリピン国立大学ディリマン校
フィリピン国立大学バギオ校
フィリピン国立大学パンパンガ校
フィリピン国立大学マニラ校
フィリピン国立大学ヴィサヤ校
フィリピン国立大学ミンダナオ校
フィリピン国立大学ロスパニョス校
があり、それぞれプログラムが違います。
https://upcat.up.edu.ph/htmls/courses.html
ルソン中部での2020年入学試験は2019年8月上旬までに申請し
10月5、6日に行われます。朝・昼で4回に振り分けて行われ、
フィリピン国籍者が1回だけ受験できます。
(フィリピン国立大は他校からの学部編入は認めていないようです、
交換留学、大学院は可)
全国で毎年8万人位が受験し1万5千人程度が合格します。
各州、最低1箇所の試験会場が割り当てられます
ので受験は容易です。
合格は来年4月に発表されます。(内申書もG11のものだし、この間延びした期間は何なんですかねー)
この試験の前に民間の共通試験?(RevUP)があり、
自分の合格レベルがだいたい把握できます。
試験問題は、フィリピン語、英語、数学、科学
(生物、化学、生命等々)でフィリピン語が
出来ない日本人はまず無理でしょう?。
K+12の教育改革が始まる前は、ハイスクール4年次
(15~16歳)で受験なので数学は中3レベルと
言われてます。(今は高2レベルでしょうか?)
しかし、マニラの生活環境が悪いので同レベルの学部が
地方にある場合は地方校 or 私立校に通う子も多い様です。
多くの受験生が本格的な受験勉強すわけでなく地頭のいい子が
合格するような気がします。
大学での授業内容は分かりませんが、グループでプロジェクトを
まとめ、発表、ディスカッションする授業に慣れてな日本人は
苦痛かも?。
(高校では、明日までに本を読んで資料作るなど無理筋の
負荷をかる特徴があります。苦笑)
授業料は、年間
フィリピン国立大学 無料
デル・ラサール大学 20~40万円
アテネオ大学 20~40万
サント・トーマス大 15~22万
州立大学 2~3万
位でしょうか。
ちょっと、調べましたので投稿します。
年金問題になってます。
争点は、憲法改正、消費税と多々ありますが自民にとって年金問題が最もダメージの少ない事なんでしょうね。私的には消費税の10%アップが重要だと思う。
なので、サラリーマンの20年間の所得推移を調べました。(苦笑)
「厚生労働省(7月2日発表)の国民生活基礎調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/20-21kekka.html
下記は、国民生活基礎調査の概況/所得金額階級別世帯数の相対度数分布です。(中央値;所得を低いものから高いものへと順に並べて2等分する境界値、平均所得より中央値の方が実態に近いと言われている)
平均所得 中央値
1998年(平成10年) 657.7万円 536万円
2008年(平成20年) 556.2万円 448万円
2018年(平成30年) 551.6万円 423万円
この20年間で平均所得がー106万円、中央値でー113万円に下がってます。平均所得以下の人口が2
008年で60.9%、2018年で63.4%なので10年で+2.5%増加しています。貧困層(平均所得の1/2以下)も増加している。
1998年(平成10年)

2008年(平成20年)

2018年(平成30年)

アベノミクスは失敗しデフレで所得が下がり続けている状況下で、更に消費税で追い打ちを掛ける政府は何なんですか?。給与下がり消費税10%に上がり2重パンチです。期間限定の軽減税率などはごまかしです。
中国のGDPは20年間で15倍、アメリカは2.5倍、韓国は2.7倍、日本は1.1倍だそうです、超経済大国のアメリカでGDPが2.5倍拡大したのに、日本はデフレ脱却できず労働者の給与が下がり続け、派遣法で労働者を分断され終身雇用も破壊しかけている。反面、企業の内部留保は積み上がり最高の儲けを出している。しかも、消費税の増税分(6兆円?)が法人税の減税分とイコール?になるらしい。何やってるんですか!。個人を苦しめ企業を優遇している。(苦笑)
消費税10%絶対阻止すべき!。
追加;韓国の話題も少し(笑)
これまで、一度申請すれば3年間は韓国に申請なしで輸出できる包括許可方式だった。しかし、フッ化水素など文政権になってから3倍に輸出が急増し韓国の輸出入管理がデタラメでイラン・北朝鮮・中国に転売されていた疑いが発生した。従い、フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の3品目を日本から韓国に輸出する際は契約ごとの許可申請が必要になる様に変更された。同時にホワイト国指定も解除される。
ということで、適切な申請すれば今まで通り輸出されるので韓国経済壊滅と留飲を下げることでもなさそうです。ただ、ホワイト国解除で戦略物資の転売先の疑いがある国は困るでしょう。特に、3品目は半導体製造の厳選素材なので中国半導体は打撃を受けます?。
根拠ありませんが素材の選択は日本のお役人が仕込んだとは思えません。(元半導体関係者)(笑)
但し、韓国が慰安婦、徴用工問題と絡めてきて、何処まで政府が切り離せるか対応に不安があります。(苦笑)
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